NO.190 とうもろこし畑の物語
金色のとうもろこし畑で、午後の陽光が幾重にも重なる葉をすり抜け、斑らな光と影を落としている。彼女は粗末な小花模様の布のシャツを着て、素足で柔らかい土を踏みしめ、田舎の少女特有の頑固さと恥じらいを帯びた眼差しを浮かべている。そよ風が吹き、とうもろこしの葉がざわめき、裾が軽やかに翻り、陽光に暖かく染められた肌の曲線を浮かび上がらせる。全体の画面は濃厚な田園の野性と青春のホルモンの香りに満ち、まるで陽光と大地が共に綴った、秘めやかで激しい田舎の物語のようだ。
蠢沫沫







