NO.271 午後
午後の柔らかな陽光が薄いレースのカーテンを通り、少女の体に優しく降り注ぐ。彼女は藤の椅子にだらしなく寄りかかり、半分ほど開いたシャツが肩から滑り落ち、繊細な鎖骨と肌を露わにしている。そよ風が吹き、スカートの裾が光と影の中で軽やかに揺れ、空気にはだるく甘美な夏の匂いが満ちている。とろんとした瞳には、かすかに誘うような色が浮かび、午後の一人きりの親密でだらけた様子と、青春の柔らかな美しさを、細やかで心揺さぶるように表現している。光と影、肌の質感、呼吸のリズムが一体となり、非常に没入感のある静謐な絵巻を構成している。
蠢沫沫







